お気に入りの一冊
「秘密の花園」
夏になるといわゆる「名作」が読みたくなる
これはおそらく小学生の頃から課せられた
「夏休みの読書感想文」の影響ではないかと
秘密の花園はいろんな方が訳しているけれど
私は龍口直太郎さんの訳が好き
洗練され過ぎていない古典な感じが
花園のイメージとぴったり
一番好きな登場人物はやせっぽちで不器量で
つむじ曲がりで洋服も一人じゃ着れない頑固なメアリー
コリンを怒鳴り付けるシーンがいい
次に好きなのは庭師のベン・ウェザースタッフ
彼も偏屈でつむじ曲がりで気難しい頑固者の老人
老人と駒鳥のペアとか萌えポイント
あと彼女達の食べる食事が美味しそうで
この本を読むといつも牛乳とぶどうパンが食べたくなる
焚き火で焼いたジャガイモとか
きいちごのジャムやカラスムギのケーキなんかを
地味だけど、とても美しい
「秘密の花園」は肩肘張らず、素直に読める
お気に入りの一冊