そういえば、保護した鳩の顛末を記事にしてなかったな
と気が付きまして
かなり今更な感じのご報告
その後鳩たちはモリモリ餌を食べ、ぐんぐん大きくなり
なるべく人間になつかないように脅かしつつ
落ちている餌を食べる訓練と空中で回旋する訓練を経て
無事大空へと飛び立ってゆきました
放鳥式は私に鳩を頼んできた事務員さんと、同僚一名とで執り行いました
晴天の正午、職場の裏庭で鳩の入った籠をあけると
鳩たちはなんの躊躇もなく空へ向かって羽ばたいてゆきました
行き先を見守っていたのですが、鳩の飛行能力は想像以上で
あっという間に見えなくなってしまいました
飛んで行った方角には豊かな森が広がっているので
おそらくその森の中に入っていったのではないかと思います
人の手で育てられた鳩が厳しい自然界で生きてゆけるのか
ちゃんと自力で餌を探せるのか
心配は山盛りでしたが、鳩の生命力と運にかけるしかありません
何が鳩にとっての幸せなのかは私にはわかりませんが
まるで弾丸のようにぎゅんぎゅんと大空を飛んで行った二羽の姿を見たら
これで良かったんだろうな、とそう感じました
今でもキジバトを見かけると
あの鳩たちは元気でやっているだろうか
どうか無事に生活していてほしい
そう祈らずにはいられないのです